ベトナムには多くの日系美容室が進出しており、特にホーチミン市やハノイ市に集中しています。以下に、主な日系美容室の一部をご紹介します。
◆RITA(リタ)
ホーチミン市, ベトナム
日本人スタイリストが複数常駐し、丁寧なカウンセリングと施術が特徴のサロンです。
◆grow tokyo(グロウ・トーキョー)
ホーチミン市, ベトナム
カフェのようなお洒落な内装で、女性に人気の日系美容室です。
◆Atelier Fine(アトリエファイン)
ホーチミン市, ベトナム
髙島屋内にあり、カットやカラーと一緒にネイルなどの同時施術が得意なサロンです。
◆Hacca for Hair(アッカ)
ホーチミン市, ベトナム
ヘアケアメニューが充実しており、髪質改善に力を入れているサロンです。
◆VAMP HAIR LINE(ヴァンプ ヘアライン)
ホーチミン市, ベトナム
技術と安心感がトップクラスの実力派日系ヘアサロンです。
◆Hair salon tetote.
ハノイ市, ベトナム
日本人スタイリストが在籍し、日本のトレンドを取り入れた施術が受けられるサロンです。
◆Hanoi Hair Salon
ハノイ市, ベトナム
日本人経営で、高品質なサービスと技術を提供するサロンです。
価格帯
日系美容室の価格帯は日本と同様に高品質なサービスを提供するため、ローカルの美容室よりも比較的高めの価格設定がされています。例として、ハノイの日系サロンでは、カットが700,000~900,000 VND(約4,300~5,600円)、カラーやパーマが1,200,000~1,500,000 VND(約7,500~9,300円)程度です。
進出時に必要な費用例
ベトナムで美容室を開業する際の費用は、立地や店舗の規模、内装、設備、スタッフの採用など多岐にわたります。具体的な費用はケースバイケースですが、一般的には以下の項目が考えられます。
店舗賃料・保証金・契約期間
ベトナムで美容室を開業する際、テナント契約時に必要となる保証金や前払金の条件は、日本とは異なり、地域や契約内容によって大きく異なります。以下に一般的な特徴を説明します。
①保証金(Deposit)
金額の目安:
- 通常、家賃の 3~6か月分 に相当する保証金を要求されることが一般的です。
- 例えば、ホーチミン市1区などの都市部で月額1,500~3,000 USD(約20万~40万円)のテナントでは、4,500~18,000 USD(約60万~240万円)が必要となります。
保証金の取り扱い:
- 契約終了時に返還されることが基本ですが、契約違反や修繕費用が発生した場合、保証金から差し引かれる場合があります。
- 返還時期は通常、契約終了後 1~3か月以内 に返金されます。
②前払家賃(Advance Rent)
支払い条件:
- 家賃の 3~12か月分 を前払いするケースが多いです。特に新規出店時や短期間の契約では、長期分の前払いを求められることがあります。
- 地域や貸主によりますが、ホーチミン市やハノイ市など都市部では、前払い条件が厳しい場合もあります。
③契約期間
一般的な契約期間:
- 契約期間は通常 1~5年 です。長期契約の場合、交渉により保証金や前払金の額が抑えられることがあります。
- 短期契約の場合、保証金や前払い額が増加する傾向があります。
更新条件:
- 契約更新の際に家賃の値上げが求められることが一般的で、年率 5~10% 程度が相場です。
初期費用の内訳例
項目 | 内容 | 金額の目安(USD) |
---|---|---|
保証金 | 家賃の3~6か月分 | 4,500~18,000 |
前払家賃 | 家賃の3~12か月分 | 4,500~36,000 |
契約手数料 | 仲介業者や弁護士費用 | 1,000~3,000 |
設備等について
日本の場合:
- 小型店舗での初期設備費:500万~1,000万円
- 大型店舗の場合:1,000万円以上
- 日本では、シャンプー台やカットチェア、鏡などの高品質な設備が必要で、国内外から輸入される設備も多いことから、コストが高めです。
ベトナムの場合:
- 小型店舗での初期設備費:200万~500万円(3万~7万米ドル)
- 大型店舗の場合:500万円以上(7万~15万米ドル)
- ベトナムではローカルで調達できる設備のコストが低いですが、日系サロンでは日本と同等の品質を求めるため、輸入費用が加算されます。
設備の単価比較
設備項目 | 日本の相場(円) | ベトナムの相場(円) |
---|
シャンプー台 | 20万~50万円 | 10万~30万円(輸入品は高価) |
カットチェア | 10万~30万円 | 5万~20万円 |
大型ミラー | 5万~15万円 | 3万~8万円 |
照明機器(LEDなど) | 10万~30万円 | 5万~15万円 |
スタッフ用ロッカー・棚 | 5万~10万円 | 3万~8万円 |
床材や内装デザイン | 100万~300万円 | 50万~200万円 |
日本とのコスト差の理由
①輸入費用
日本製または欧米製の高品質な設備をベトナムに導入する場合、輸入税(5~10%)や物流費がかかるため、日本よりコストが上がることもあります。
②ローカル調達
ベトナム国内の製造業はコストが低いため、ローカル製品を利用すると日本より安価に調達可能です。ただし、品質面で課題がある場合があり、日系美容室では慎重な選定が必要です。
③人件費と施工費
内装工事や設備設置に関わる人件費が日本に比べて大幅に安い(日本の1/4~1/3程度)。
ベトナムで設備を安く抑えるためのポイント
①ローカル業者の活用
ベトナムの設備メーカーや家具職人を活用することでコストを削減可能。
②日本からの輸入を部分的に活用
重要な設備(シャンプー台やスタイリスト用チェア)は日本製を輸入し、それ以外はローカル調達で対応する。
③シェアスペースや中古品の活用
他店舗の閉店時に出回る中古の美容機器や設備を活用すると、さらにコスト削減が可能です。
スタッフの給与面
ベトナム人スタッフの給与は、地域や経験、スキルによって異なります。一般的な美容師の月給は、以下の通りです:
- 未経験者:月額4,000,000~6,000,000 VND(約25,000~37,500円)
- 経験者:月額7,000,000~10,000,000 VND(約43,750~62,500円)
また、ベトナムでは社会保険、健康保険、失業保険、労働組合費などの法定福利費用があり、企業と従業員の双方が負担します。企業側の負担率は、社会保険17.5%、健康保険3%、失業保険1%、労働組合費2%となっています。
その他の考慮点
ベトナムでは美容師の国家資格が存在しないため、スタッフの技術レベルには差があります。そのため、日系サロンでは日本人スタッフの確保や、現地スタッフの育成が重要な課題となります。また、文化や流行の違いを理解し、現地の顧客ニーズに合わせたサービス提供も求められます。
まとめ
ベトナムでは、人件費や施工費が低いことにより、初期設備費を日本の半分以下に抑えられる可能性があります。ただし、日本と同じレベルの品質を求める場合、輸入費用がかさむため、設備費が日本と同程度か、それ以上になることもあります。事前に現地の業者をしっかり調査し、適切なバランスを見つけることが重要です。
ベトナムでの美容室開業は、多くの可能性とともに、法令遵守や文化的適応、スタッフ育成などの課題も伴います。事前に十分な市場調査と計画を行うことが成功の鍵となります。
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