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【比較】日本とベトナム、米の生産・消費量の違い

主食として切っても切り離せないお米、日本と同じようにお米を主食とする国は特にアジア圏を中心に多くあります。世界中で消費されておりそれぞれの国で、気候や文化に合わせた米料理が発展し、米が日常の食事の一部となっています。

今回は日本とベトナムのお米の生産量そして消費量の比較をしてみたいと思います。



日本とベトナムお米の生産量比較

日本の米の生産量

年間生産量:日本の米の生産量は約700万トンから800万トンです(2020年時点)。

耕地面積:日本の水田の総面積は約160万ヘクタール。

主な米の種類:日本では短粒種のジャポニカ米が主に栽培されており、粘りが強く、寿司や白ごはんに適しています。

気候と農業条件:日本の農業は四季がはっきりしており、特に梅雨と秋の降雨が米の栽培に適しています。ただし、耕作地は限られており、台風や豪雨などの気象条件が影響を与えることがあります。



ベトナムの米の生産量

年間生産量:ベトナムの米の生産量は約4,300万トンから4,400万トンです(2020年時点)。

耕地面積:ベトナムの水田面積は約760万ヘクタール。

主な米の種類:ベトナムでは長粒種のインディカ米が主に栽培されており、粘りが少なく、炒め物やエスニック料理に向いています。輸出向けの米も多く、生産量の約半分が輸出に回されます。

気候と農業条件:ベトナムは熱帯モンスーン気候で、温暖な気候が一年を通して続くため、年に2〜3回の収穫が可能です。特に、メコンデルタは米の主要生産地で、豊富な水資源に恵まれています。



米の生産量の比較

項目日本ベトナム
年間米生産量約700万〜800万トン約4,300万〜4,400万トン
米耕地面積約160万ヘクタール約760万ヘクタール
主な米の種類短粒種(ジャポニカ米)長粒種(インディカ米)
気候四季があり、冷涼熱帯モンスーン気候
年間収穫回数1回2〜3回



生産量の違いの理由

(理由1)耕地面積の差: ベトナムの水田面積は日本の約4.7倍で、耕地面積の広さが直接的に生産量の差に繋がっています

(理由2)気候の違い: ベトナムの熱帯気候では1年に複数回の収穫が可能ですが、日本は一年に1回の収穫しかできないため、生産サイクルに大きな違いがあります。

(理由3)輸出志向の農業: ベトナムは世界有数の米輸出国であり、生産量の大部分が輸出用に回されます。一方で、日本の米はほとんどが国内消費に向けられています。



生産量についてのまとめ

ベトナムの米生産量は日本の約5〜6倍と非常に多く、生産サイクルや耕地面積の違いが大きな要因です。日本の米は主に国内消費向けで、ベトナムの米は世界市場向けに輸出されています。気候条件や農業の特性によって、両国の米生産には大きな違いがありますが、どちらの国も米が重要な主食であることに変わりはありません。



生産量は圧倒的にベトナムが多い、果たして消費量は?

日本の米の消費量

年間消費量:日本の米の年間消費量は、近年減少傾向にあります。2022年のデータによると、1人あたりの年間消費量は約50kgです。戦後のピーク時(1960年代)には、1人あたり年間約118kgの米を消費していましたが、パンやパスタなど多様な食文化の普及により消費量は減少しています。

総消費量:日本全体の年間米消費量は、約600万トンとされています。人口の減少やライフスタイルの変化が影響していると考えられます。

食の多様化:日本では食の多様化が進んでおり、若い世代を中心に米以外の主食(パンや麺類など)が選ばれることが増えています。

健康志向:近年、健康志向の高まりとともに玄米や発芽米などが一部の消費者に好まれていますが、全体的な米の消費量は減少しています。



ベトナムの米の消費量

年間消費量:ベトナムでは、米は主食として極めて重要であり、1人あたりの年間消費量は約150kg〜170kgです。この数字は日本の約3倍に相当します。

総消費量:ベトナムの総米消費量は、人口約1億人に対して年間約1,500万トンから1,700万トンと推定されています。国内消費用の米に加え、ベトナムは世界有数の米輸出国でもあり、米の生産量が非常に多いです。

日常的な食生活:ベトナムではほぼすべての食事で米が出され、ご飯だけでなく、フォーやブンといった米を使った麺類でも米が使われます。都市部でも農村部でも、米は食事の中心に位置しています。

食文化と多収穫:ベトナムは熱帯モンスーン気候にあり、米を年に2〜3回収穫することが可能です。そのため、常に新鮮な米が手に入りやすく、米料理が豊富にあります。



米の消費量の比較

項目日本ベトナム
1人あたりの年間消費量約50kg約150〜170kg
総消費量約600万トン約1,500万〜1,700万トン
消費の傾向米以外の主食も多い米が日常の食事の中心
主な米の使い方炊きご飯、寿司ご飯、米麺、餅など



消費量の違いの理由

(理由1)食文化の違い:日本では、米は主食の一つですが、パンやパスタ、麺類なども日常的に食べられ、食事の多様化が進んでいます。一方、ベトナムでは米が食文化の中心にあり、日常的に消費される主食としての役割が強いです。

(理由2)経済と農業の違い:ベトナムは世界有数の米輸出国であり、自国の食糧供給にも米が大きな割合を占めています。逆に、日本では米の自給率は高いものの、輸出量は限られており、国内消費が中心です。

(理由3)生活習慣の変化:日本ではライフスタイルの変化によって米の消費量が減少していますが、ベトナムでは家庭や外食で米が毎日の食事に欠かせないものとなっています。



消費量についてのまとめ

日本では1人あたりの年間米消費量が約50kgと減少傾向にある一方、ベトナムでは1人あたり約150〜170kgと、米や米を用いた麺が日常の食事で大きな役割を果たしています。ベトナムは食文化や農業環境の違いから、米がより強く生活に根付いており、特に日常的な食卓での米の重要性が非常に高いと言えます。





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